先日、童顔のB級品コレクターとしても人気の経済アナリスト森永卓郎氏の次のようなコラムを目にしました。氏いわく、「7月に入り値上げラッシュが再開、物価高が庶民の生活を蝕みつつある。その背景にあるのは、たったひとりの男の欲望だった?」というのです。昨今の原油高や物価高の原因については、新興国の経済成長やバイオ燃料への需要拡大が背景にあるなどと言われているが、本当のところは戦争でボロボロのイラク、いつ米国から攻撃されるかわからないイランなど、従来の内部の裏切りによる価格の安定化という構図が、裏切ると周辺国から孤立するため抜け駆けできない状態にあるからで、それを見越して投機資金が流れ込み、さらに価格を押し上げている。そして、その結果トクしているのは、米ブッシュ大統領の支持基盤である国際石油資本だというのです。バイオ燃料にしても、食糧危機への危惧感から国際的には縮小傾向へシフトしているにもかかわらず、ブッシュ大統領は拡大路線、それは、コーンベルト地帯の農家が彼の支持基盤だからにほかならず、従って、11月の大統領選でオバマが勝利すれば中東に平和が訪れ、原油の増産も見込まれるため、原油価格が安定するかもしれないという、これもうがった物の見方かなと思いました。
代表取締役社長 塩 谷 雄 一